バリアフリー / はじめに

  • 2001年4月20日:作成
  • 2018年10月6日:全面改訂

2000年頃から爆発的に普及したインターネットには、僻地や離島にリアルタイムで情報を提供できる、ハンディのため外出困難な方へ直接情報を提供できる、また補助的技術を併用することで視覚障害者の方が文字情報を利用できるようになるなど、無数のメリットがあります。

最初は“あれば便利”的位置付けでしたが、その後“ないと不便”な時期を経て、現在では“ほぼ必須の社会インフラ”として浸透しています。その手軽さもあり、インターネットで提供される情報の量は膨大なものになっていますが、提供と共有は違います。ある状況下では閲覧できない情報を提供しても共有される事はありません。それは情報の垂流しであって、閲覧できない人は情報弱者となって取り残されてしまいます。

私は公的サイトの作成運営を契機に1998年末ごろからインターネットに関わるようになりました。サイト開設にあたり、より多くの人に閲覧して欲しいと考え、様々な状況の人が多様な環境で閲覧できるページ作り=バリアフリーを目指しましたが、実際にページ作りを工夫する過程で、情報提供側の無関心が新たな情報弱者を生み出しているのではないか?と疑問を持つようになりました。その疑問は現在も解消されていません。

人的物的な障害に関する専門教育を受けたわけでもITの専門家でもなく、20年近く経過した現在も試行錯誤の域を脱していませんが、この閲覧の障害になっているものについて、自分が関わり理解できた範囲でまとめたのが、この項目「バリアフリー」です。

ここは具体的対策方法の殆どない無責任な問題点の列挙で、私自身が全てに対応している訳でもできる訳でもはありません。私の能力と都合による「時代おくれ」的な対策方針は「HTML備忘録」として別にまとめています。

旧項目を2018年現在の(私が考える)状況に合わせADSL接続/Pentium4/Windows XP/FireFox 48/HTML5を標準環境に全面改定したのが現項目「バリアフリー」です。

旧項目「ホームページのバリアフリー」は、ダイヤルアップ接続/80486/Windows 9x/Internet Explorer 4.0/HTML4.01を標準環境に2001年4月に作成されました。

既に昔話の範疇ですが、関連項目「HTML研究所(4.01版)」とあわせ、資料としてバックアップを残してあります。ブラウザに標準化の概念はなくハードウェアは貧弱で、と本当に苦労しましたが、改めて読み返すと「古き良き時代」でもありました。懐かしいです (^_^)


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