PC-9801活用講座 / Epson互換機
- 2001年4月16日:作成
- 2017年11月15日:新レイアウト適用、最低限の加筆修正
NEC9801全盛時、Epson(Seiko-Epson?)から98互換機が発売されました。本家より安くて性能の良いEpson互換機は爆発的に売れ、私もPC-286 Lを愛用していました。今でもPC-486やPC-586を見かけることがあります。
Epsonから互換機用Windows95が発売されていましたから、入手できればEpson互換機もWindowsマシンとして活用可能です。なお、Epson版95は本家NEC版と違い旧型にも配慮して作られている様なので、古い機種でも稼動する可能性があります。
発売当時、EpsonとNECは異なるハードウェア・異なるOSを強調し、それぞれ自社製PCには自社製Windowsを使用することを強く推奨していました。しかし、実際は標準で搭載するドライバが異なる程度で、ドライバが準備できればEpson-NEC間で異種?インストールが可能な組み合わせもあるようです。OSと本体のメーカーを揃えることができなかった場合は、試してみる値打ちはありそうです。
なおEpson互換機にNEC版Windowsをインストールする場合、NEC版DOSには「悪名高い互換機チェック機能」がありますから、解除するかEpson版DOSで起動する必要があります。Windowsそのものに互換機チェック機能があると言う情報は(今のところ)ありません。
Epsonはその後PC/AT互換機に完全移行しましたが、98互換機の製造販売中止後もWindows95用のドライバの改良・配布など販売した製品のサポートは責任を持って継続していますいました。
2017年11月19日:追記 数年前に確認したら流石にサポートは終了していましたが、WebArchiveでドライバやパッチは入手可能です。