公共機関のホームページ / 双太陽黄17

  • 2017年12月21日:作成 世に○○の種は尽きまじ・・・

運用は続く、その道は険しい・・・

メール3 / 2017.12.21

インターネットも通常業務の一部となり、メールなしではまったく仕事になりません。今朝も関連機関にCCで一斉業務連絡をしました。暫くすると、お宅のメールでウイルスに感染した!パソコン使えなくなった!と次々に抗議の電話が入ります。これは一大事、先のメールを開かないように、一斉再送信で警告しなければなりません。一刻を争います、ウイルス駆除など後回しです、先のメールの鏡文を付け換えて、とにかく今すぐ送信です。本当にメリッサは恐ろしいですが、これで被害を最低限に食い止める事ができました。

注記: 開封したらリモート監視サービスが発動、クリーニング&全領域スキャンが始まり、パソコンが2時間ほど使えなくなった。やれやれ、と思ったら絶妙のタイミングで第二波攻撃が・・・受信者に、どの部分がウイルス?と知人に転送/確認依頼した猛者もおり、被害は際限なく広がりました。メリッサよりもアンタ達が何倍も恐ろしい。

インターネット環境の改善 / 2017.12.21

インターネットはとっても便利ですが、広く一般にも利用して貰わないと効果が発揮できません。そこに、総●省から一般開放PC設置による、地域インターネット導入促進基盤整備事業の案内が届きました。補助金で事業展開ができます、渡りに船!考えるまでもなく手を上げました、お願いしますと。一般開放PCと言う事でタッチパネル式、利用者の安全を確保するため、専用の無線回線(≠Wifi)で役場サーバーと直に結ばれます。役場/出先機関/小学校などのロビーに置かれ、なんと役場ホームページを見る事ができます、きっと住民も喜んでくれる事でしょう。

注記: 2002年の事業で当時の地方での普及率は低く、本物のWeb開放PCであれば意味がありました。が、役場に行って役場サイトしか見られないのでは無意味、税金の典型的無駄使いです。当然ですが、その開放PCが活用されることはなく、ロービーのすみで永い眠りに付きました。唯一の救いは、15年の時を経て私の職場でデジタル情報提供用(デジタルフレームの親玉)として復活できた事ぐらいですが、NECのMate、因果と丈夫なヤツです (^_^;)。

更新4 / 2017.12.21

Webサーバは施設内に置かれているのに、業務用PCとサーバが内部Lanで繋がっていない為、自分の机で作業して30mほど離れたサーバ室まで行かないと更新できません。速報命のインターネットではこの数分も勿体無いと、常々気にしていたのですが、FTP転送と言う新しい機能を発見しました。これを使えば机から、何なら自宅からでもインターネット経由で更新できます。

早速管理している若造に設定変更を指示しますが、攻撃される恐れがあるから無用な穴はない方が良い、などと抵抗します。しかし、そんな意味不明な危険程度でネットの速報即時性が担保できるのであれば、検討の余地はありません。本務強権発動でFTPポートを開放しました。これでより迅速な運営が可能になり大満足です。

注記: 後日、そのサイトは大陸からの改竄を受け、全国ニュースのネタとなり閉鎖されました。私の後の管理者が押し切られて、FTPポートを開放してしまったようです。単に運が悪かった(設定に瑕疵はなかった)だけなのかもしれませんが、まぁとにかく、嫌がられながらも拒否し続け自分の管理時代に開放しなくてヨカッタ!としみじみ思う今日この頃、全国ニュースにはもっと良い話題で出たいです (^^ゞ

サーバ集約1 / 2017.12.21

財務課の予算節約、IT担当課の不正アクセス阻止、両課の利害が一致し各施設が個別に持っていたWebサーバが、本庁の供用サーバに集約される事になりました。まだホームページを持っていない部署/施設にも容量を割当て、一箇所で全ての情報が得られるようになる予定です。勿論、サーバを守り、かつ初めての部署の担当者が困らないように、誰でも更新できる極限まで単純化したテンプレート方式を採用してあります。先行する施設にはテンプレートに馴染まないコンテンツもありますが、規則遵守が公務員、テンプレートで対応できない情報は即時廃止と決定されます。

注記: サーバ集約その物は世の流れか?と思います。しかし、先行する部署/施設には運営が軌道に乗り、そのカラーが出始めているところもあったのですが、<h 1-6>タグと<p>タグしかないテンプレートに押し込められ、中身の薄い金太郎飴ページとなってしまいました。提供情報に思い入れがあれば別ですが、彼らは業務が減る方向を本能的に選択するので、FTP転送許可の要請などしません。

サーバ集約2 / 2017.12.21

公共機関ホームページの役目のひとつに、行政からの告知機能があります。サーバを集約した事で、全ての部署からの大量の「大切なお知らせ」がトップページだけで確認できるようになりました。掲載数を制限して心太ところてん式に速やかに消していくか、掲載数は制限せずトップページを果てしなく縦長にするか、それは管理者の裁量に任されています。

注記: 自部署のお知らせがあっという間に押し出される、あるいは相当量の縦スクロールをしないと見つからない、それを嫌って最上部に競って再掲載、その結果、状況はさらに悪化して担当者は困っています。しかし、本当に困っているのはその情報にアクセスできない利用者なのですが、1サーバ/1トップページの決まりがあるぢゃなし、ここまで無理をして自治体単位でトップページを共通化しなくても良いと思うのですが・・・しかも、多くの場合に貴重なスペースのかなりの面積がテキトーなイメージ画像に浸食されています (-"-)

サーバ集約3 / 2017.12.21

せっかく情報を一元化したと言うのに、ごちゃごちゃして解り難くなった、と利用者からクレームがありました。行政の仕組みを理解しようとしない一般人/素人には本当に困ります。機構図や業務分掌表をみれば、何が何処に掲載されるべきかは明らかです。それに従って、保育園、幼稚園、小学校の入園入学の案内と手続きは各担当課が責任を持ってそれぞれのページに掲載しており、業務分掌を無視してまとめて案内せよと言う無責任な要望にはご対応いたしかねます、ご了承下さい。

注記: 公務員の常識が社会の常識だと信じ切っています。大切なお知らせの氾濫も同じ理由ですが、彼らは利用者の立場に立って考える事ができません。そもそも住民のニーズに答えられない、お大事の業務分掌表が根本からマチガッテル可能性が高いです (~_~メ)

更新5 / 2017.12.21

IT担当から、安価なレンタルサーバーやフリーのサービスもあるので、末端の小組織や民営化した施設は共用サーバーから外してもよいのではないか?と提案がありました。決して管理するのが面倒になったのではなく、より有効に運営することが目的です。そうした部署では人員が限られ自前更新は難しいのですが、幸いにも安価に引き受けてくれるショップが見つかりました。高価なAdobe製品ではなく安価なMicrosoft製品、WordやExcelを活用することでコストを下げているそうです。複雑な機能はありませんが、ページあたり数千円なのでこれなら永続的に外注可能です。

注記: つまり、単なるWebページ保存です。日常業務でWordやExcelを使っていれば、Webページ保存の機能には気が付きそうですが・・・ショップの性質たちの悪さ、担当職員の無知不勉強、どちらも呆れるしかありません。地域密着型の町村立施設、ボランティアの協力を募るとか、何か工夫できなかったのでしょうか?

アクセスログ / 2017.12.21

某施設ホームページに補助金を出した上位機関から年間アクセス数を求められ、IT担当から、「残念ながら、ページにアクセスカウンターを設置しておらず、アクセス数は不明です」と回答がなされました。それに対し、アクセスログ(生ログ可)を出すように再指示がありましたが、「我ガ町ノ さーばニハ あくせすろぐト イウモノ ハ ソンザイシマセン」と追加で回答、国の担当者も納得しその後一切の指示はありません。

注記: 国の担当は宇宙人との会話を断念したようですが、間違いなく極限のアフォ~か怠け者、もしかしたら両方かもしれない、それが現職場のIT担当 (-"-)

まとめ・・・られません2 / 2017.12.21

民間より出遅れているだけで時間がたてば改善されると思ったのですが、やはり根本に致命的な崩壊因子おやくしょしごとを含んでいるようです。Webサイトの内容とアクセス状況は、民間であれば業績に直結しますが、公務員には関係ありません。実際には公共機関であっても同じなのですが、評価されようが酷評されようが、気にしなければ無問題もーまんたい、日々テキトーに遣り過せば食っていけますから、って 凸(~_~メ)

せめてITが趣味!とか言って、情報をアップし続ける物好きがいれば良いのですが、残念ながら公務員にそのタイプは非常に少ないです。偉そうに、お前も仲間だろうって?違います、くどいようですが私は正規職員ではないので“魂はレンタル”です。少なくとも今のところまだ悪魔に魂を売っておりません (^_^;)

あ~、念のため再確認いたしますが、以上は私の妄想で、いかなる組織団体とも関係ありません。仮に日本のどこかによく似た事例があったとしても、そ・れ・は・偶然の一致です (^^ゞ


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