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(4):インストール

2001年8月20日作成/2003年9月1日更新/構成変更/1加筆/1追加


Up

Biosのアップデート

旧型機種のBiosアップデートは必須 です。もし新しいBiosが提供されている場合は、迷わずアップデートです。 新しいCPUへの対応、大容量ハードディスクへの対応、メモリーの認識上限の改善、プラグ・ アンド・プレイ精度の向上などが期待できます(普通は改善点が示されています)。

私は数十回アップデート作業を行っていますが、1回しか失敗していません(1回で 十分だ、と言う意見もある ^_^;)。その1回もBiosファイルの問題(つまりメーカ ー側のミス)だったようです。失敗を恐れる必要はありません。そもそも、 そう言う実験・練習用が旧型機です。

日本の大手パソコンメーカーの場合、バグフィックスBiosは提供しても、本当の 意味のバージョンアップBiosは提供しない傾向があります。販売価格にその後開発さ れた機能は含まれていないとの判断でしょう。しかし、パソコンメーカーから対応する Biosが提供されていなくても、使用されているマザーボードやBiosの製造元から 提供されている場合があります。

また、Wim's Biosでは(供給が 打切られた)多種多様なマザーボードBiosやユーティリティが入手可能です。 さらに、姉妹サイト?のwims.host.skで はAward Biosの32GBおよび64GBバグを個人レベル で修正、配布しています。メーカーから見放されたマザーボードで大容量 ディスクを使用する場合、非常に有難い存在ですが、個人レベルの配布物ですから、 もちろんダウンロードおよび使用はあらゆる意味で自己責任です(^_-)。

どうしても見つからない場合は、そのままインストール決行です。今の話は忘れてく ださい、全部ウソです(^_^;)。


ハードウェアの補強

入手したパソコンが、CPU80486、メモリ8MB、ハードディスク100MB(CD-ROM無しは150MB) の最低スペックを満たしている場合には、正常に動作する状態であると願いつつ、そのまま インストールを行ってください。

このスペックを満たしていない場合は『(6):ハードウェアの改造』を参考に、安 定して動作する範囲で、あまり無理をせずに補強を行ってくだ さい。不安定なハードではインストール失敗の原 因が特定できません。Windowsの起動(そのマザーボードでWindowsが使用可 能であること)を確認してからハードウェアに手を加えるのが、安全確実で効率もよいです。


通常のインストール

好きな方法でやってください。以上、業務連絡終了!


New

Windows3.1からのアップグレード

確保したOSがWindows3.1+Windows95UpGradeの場合、低速な旧型機種で3.1→95とイン ストールすると日が暮れるどころか夜が明けてしまいます。ほとんどの場合、3.1はフ ロッピー版で手間がかかり、さらに、旧型機種では途中で失敗して何度もインストールを 繰り返す事が予想されます・・・やってられません。そこで、3.1をインストールせず にUpGrade版95で直接95をインストールします。

まず、通常のOEM版と同様の手順でインストールを開始します。すると、途中で『ア ップグレードチェック(3.1を所有している事の確認)』が行われ ます。GDI.EXEと言う名前のファイルが入った フロッピーを挿入し、旧製品の場所にFDを指定すればアップグレード チェック完了です。後は普通に進行します。通常、GDI.EXEは3.1システムディスク の1枚目か2枚目に入っています(^_-)。


CD-ROM無しノートのOSインストール

旧型ノートはCD-ROM無しが多いですが、CD-ROMは少なくともインストールには必須で はありません。Windows95のCDからWin95フォルダ をハードディスクにコピーすれば、フォルダ内のsetup.exeの実行でインス トールできます。私は高速なインストールができる、使用中にCDを要求されないの2点か ら、デスクトップでもWin95フォルダ(950B=55MB、950C=129MB)、Win98フォルダ(126MB) やi386フォルダ(Windows2000、332MB)をハードディスクにコピーしています。

ノートのハードディスクにCDからコピーする方法ですが、私は安価で接続の簡単 なパラレル接続外付CD-ROMドライブの使用を 勧めます。私が使用しているのはDataStor Technology: VP-6025(3,000〜4,000円?、売 れ残っていれば ^_^;)で、DOSでインストールしてWindowsに引き継がれる優れもので、 意外に(あくまで意外に)高速です。外付けハードディスクにもなるので、旧型ノートを 本格的に使用するのであればお買い得です。

外付CD-ROMを購入する気はないと言うのであれば、クロスケーブルを使用し てDOSのInterlnkとIntersvr(Windowsには未添付) でコピーすることも、時間は思いっきりかかります(推定数十時間・・・) が可能です。ケーブルが若干高めで2,500〜3,500円しますが、クロスケーブルはWindowsの ケーブル接続でも使え、結構役に立ちます。今後のためにケーブルを購入して、この方法 でも良いかも知れません。まぁ、MS-DOSを知らない人には不可能で、知ってる人は絶対や らない、と思う。私もやらない(^_^;)。

多分、もっとも賢く簡単なのは2.5"HDDアダ プタを使用する方法です。このアダプタを使用すると、ノート用2.5イン チハードディスクをデスクトップIDEの40ピンケーブルに接続してWindowsの操作でコ ピーすることができます。こちらは1,000円前後で販売されています。

2.5インチハードディスクのマスター・スレーブの設定がメーカーによって異なるので、 セカンダリに単独で取り付けるのが確実です。なお、どうしても認識されないディスク が1台ありましたから、マザーボードとの相性も有るかもしれません。なお、ほとんどの アダプタが逆挿し可能な形状ですが、逆挿し 状態で通電するとハードディスクが破壊されると言う情報がありますか ら、十分に気を付けて下さい(幸い私は経験有りません ^_^;)。

1円も出す気はない、と言う場合、CD-ROM付き ノートのハードディスクと取り替えてコピーする方法があります。ただし、 そのCD-ROM付きノートのハードディスクがワンタッチ脱着でない場合、本格的に(現在使 用中のまともなノートを)分解する事になりますが。

金もCD-ROM付きノートもないが根性だけはあると言う なら、フロッピー渡しでコピーする方 法があります。PC/AT版95には1.44MB超ファイルが多数有りま すが、DOS版の分割結合ツールDiviを使用すれば フロッピーでハードディスクにコピーすることは可能です。PC-9800版95は全てのファイ ルが1.22MB以下なのでフロッピーで単純にコピーできますが、それも大変な作業です・・・ これに分割結合の手間が加わると・・・ガンバレ、心の中で応援してるぞ(^o^)。

この他にノート用2.5インチハードディスクをUSBでデスクトップに接続する方法もあ りますが、USBが嫌いなので省略します。また、DOSで認識させたLanカードでデスクトッ プに接続する方法は、なぜか失敗した経験しかないので紹介できません。Net上に多数の 情報がありますからそちらを参考にしてください(^^ゞ。

Win95フォルダはWindowsと別パーティッション にコピーした方が便利です。そうすれば、いつでもCドライブをフォーマッ トし再インストールができます(そう言う目に何度も合います ^_^;)。


インストールできない!?

たとえSafeモードでもWindowsが起動すれば、問題解決の方法はいくらでもありますが、 インストール中にエラーで落ちてしまい修復セットアップも受け付けない場合があります。 でも諦めてはいけません。そう言う場合はハード ディスクをWindowsが稼動しているパソコンに取り付けてインストールし、問題のあるパ ソコンに戻す方法があります。

怒涛のエラーメッセージ、新しいハードウェアの検出、ドライバのインストールと再 起動を延々と繰り返した後、Safeモードで起動することがあります。起動してしまえば こっちのものです。原因を究明し、通常起動を目指します。私はこの方法を2機種で試み、 1機種はSafeモードで起動後、調整中に原因不明のまま通常モードで起動可能になり、 あと1機種は再起動中に落ちてSafeモードでもだめでした。

回数が少ないので想像ですが、インストールに使用するマシンと問題があるマシンは、 マザーボードのチップセットが同じで、似通った単純な構成のほうが都合良さそうで す(再起動の回数が減るような気がする)。 また、ハードディスクは実際に使用するマザ ーボードでフォーマットするのが鉄則(らしい ^_^;)です。


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