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(5):セットアップ

2001年8月20日作成/2003年9月1日更新/構成変更/1追加


寄せ集めリサイクルパソコンではまず確実に動作させる、次に安定性とのバランスを 取りながら高速化を図り(謀り(^^ゞ)ますが、妥協点は各人の感覚と使用目的で異なる ので一概に示すことはできません。各自で判断してください。次章『(6):ハードウェ アの改造』を先にした方が良いかもしれませんが、それも各自の状況で判断してください。


Driverが無い!?

Windowsがドライバをインストールしない(型番は示されたがドライバを持っていない) 場合、製造メーカーで対応ドライバを探します。型番はWindowsの認識結果が(正しいとは 限りませんが)参考になります。S3製ビデオチップ はs3id.exeで種類(型番)が調べられます。 他社製チップの場合はその旨メッセージがありますから、手がかりになります。

なお、以前はマイクロソフトHCLに行けば比較的簡単にドライバは見つかったのです が、2003年9月1日に確認したところNT系に移行しており、Windows95など旧製品の情報 は無くなっています(少なくとも私は見つけられませんでした)。一応、DOS〜Meの情 報は細々と以 前のバージョンに残されていますが、技術的にはほとんど役に立ちません(‾_‾;)。

ビデオカードとサウンドカードは、DirectX5と6にドライバが含まれているので、 この中に目的のドライバが入っていれば、DirectXをインストールすることで使用できる 様になります。通常、逆はできませんからVer.5、Ver.6と順を追ってインストールし動作 を確認します。なお、DirectX Busterを使用すれ ばDirectXの削除・バージョンダウンは可能ですが、Windowsがまともに動作していない状 態ではお勧めできません。ドライバのみ抽出する方法もあるようですが、良くわかりません(^^ゞ。

対応ドライバが入手できなかった場合は、条件 を変えながら誤認識させる努力をします。名前が正しい必要はありません。 とにかくドライバをインストールさせるのが目的で、動作する保証はありません。次の手 動インストールとの違いは、それなりにまともで安全なドライバをWindowsが選ぶだろう、 と期待できる点です。しかし確率が低い(なぜか期待するとWindowsは誤認識しなくなる) ので、安全よりスピードを重視する方は次の手動インストールに進んで下さい。

むりやり誤認識させる方法ですが、Windowsインストール後に取り付けて失敗したカー ドをインストール時に取り付けてみる、あるいはその逆に、インストール時に取り付けて 失敗したカードをインストール後に取り付てみるなど、取り付けるタイミングを変えると 違う型番で認識されドライバがインストールされることがあります。また、カードを別の スロットに差し替えると別の型番で認識されることがあります。

また、『このハードウェアで動作する別のドライバがあります』を表示させて、Windowsが 選ばなかったほうを選ぶのも有効です(Windowsはタイムスタンプが新しいほうを機械的 に選ぶようです)。確証はありませんが、通常の認識よりインストール時の認識が積極的 (いいかげん?)でより適当にドライバをインストールし、その結果、動作するカードが 増えるような気がします。

最後の手段は手動インストールです。Windowsが標準で持っている汎用ドライバはもち ろん、型番が似ているとか使用チップが同じなど、可 能性があるものを片端から手動でインストールしていくと、動作するドライ バが見つかることがあります。それでもだめなら、メーカーホームページなどのありとあ らゆるドライバをチェックします。

運が悪ければ一発で起動不能、そうでなくてもドライバの追加と削除を繰り返してい るとじきにWindowsが変になりますから、その場合は再インストールからやり直します。 表 面上は問題が無くてもWindowsが変になっている可能性があるので、運良く使用できるドライバが判明したら、やはり再インストー ルからやり直すことを勧めます (^_^;)。

これで動作するドライバが見つからなければ、諦めて別のカードを使用するしかあり ません。なお、ビデオカードは標準VGAドライバで動作するので取敢えず使用できます、 ほら、現にエラーが表示されているでしょう?(^^ゞ。

精神衛生に良くありませんから、私は対応ドライバがあるパーツを集めるようにして います。『ハードウェアの追加と削除』が対応リストの代用品になります。


Biosセットアップ


Windowsセットアップ


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APM/ACPIの問題

APMはWindows95でACPIはWindows98で導入された省エネ節電機能ですが、もと もと出来の悪い機能で、規格を満たしているはずのメーカー製最新プレインストールマシ ンでも障害がおきる場合が多々あり、それ以前のハードウェアでは正常な動作は期待でき ません。最も深刻、かつ頻繁に起こる障害は 『スタンバイから復帰できない』です。

困った事にハードウェアが非対応でも、システムやパワーマネージメントのプロパテ ィで『このハードはAPMに対応しています』とか『Windows側で管理する事で詳細な電 源管理が可能になります』などと表示される場合もあります。思いっきり障害があっても 『このデバイスは正常に動作しています』が表示されます。それだけ問題は深刻、Windows側 がハードウェアの識別に完全に失敗している、または機能自身に重大な欠陥があると 言う事でしょう。

その甘い誘惑に騙されてはいけません。どんなに頑張っても時間の無駄、非対応ハー ドウェアでは動作しません。それどころか、Windows2000では一旦チェックを入れて障害 が発生した場合、特殊な手順でACPI-Biosを無効にしないと復旧できなかった記憶があり ます。具体的手順は・・・忘れた(^^ゞ。

特にAT仕様機の場合、電源をOS側から管理する構造になっていないので、動作する わけがありません。『え?話が違う、AT仕様でも問題は無いと書かれていたぞ』と思わ れた方、注意して読みましたか?『使用するには問題が無い』のであってこれは『使用し ないで放置する場合の問題』です、使用しない場合は素直に電源を落として下さい(悪徳 勧誘員のようだ ^_^;)。少なくとも、AT仕様機 でもモニタとハードディスクの電源管理は可能です。

電源管理に関わる設定はBiosとWindowsの両方にありますが、はっきり言って挙動 不審、意味不明、私にはその効力や優先関係が理解できません。搭載するOSによって結 果が異なるような気もしますし、なぜか正常に動作するAT仕様機(特にノート)もあり ますが、一見Windows側で管理しているフリで、実際は別の方法で(Bios側が)管理 していると信じています(AT仕様で動作する方がオカシイ)。

AT仕様機に限らず、電源がらみの障害が発生したら まずBiosとWindows側の節電機能をすべてOFFに してから、機能を追加していく方が楽に調整できます。

Windows95の場合は『パワーマネージメントのプロパティ』の、98の場合(表示されな いハードもある)は『システムのプロパティ(接続別)』の『APMまたはACPIのプ ロパティ』の『トラブルシューティング』で『電 力状態をポーリングしない』にチェックを入れる事で正常に動作する事が あります。トラブルシューティングの項目の本来の意味はわかりませんが、2項目 のON/OFFで4通りの組み合わせしか有りませんから、一通り試せば結果はすぐにで ます(それが悲惨な結果でも・・・ ^_^;)。

スタートメニューの『スタンバイにする』は、本来、非対応ハードウェアでは表示さ れないハズですが、表示されてしまう場合も多々あります。Windows95の場合、パワーマ ネージメントのプロパティで表示・非表示は選択可能ですから、スタンバイが使用できな いことが判ったら、事故を防ぐためは表示させない様にしています。98には該当項目が見 当たりませんが、2000はACPI-Biosを無効にする事で関連する項目が非表示にな るハズです・・・記憶があやしい、もう年だで・・・(^^ゞ。


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