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(10):まとめ |
2003年7月18日作成/項目7から派生した新コンテンツです |
私が初めてパソコンを買った20年前、パソコン同士を接続するにはかなりの知識と技 術が必要でした(そもそも、パソコンが2台並んでいる状況が珍しかった ^_^;)。試行錯 誤の末、RS232Cケーブルで接続された隣のモニタに文字が表示されたとき、単に表示され るだけで何も起こりませんが、本当に感動しました。狂喜して無意味な送受信を一晩中繰 返した事を思い出します。SFの定番ネタ、『世界中の電子計算機がケーブルで結ばれて巨 大な知能となった世界』に憧れましたが、当時は夢のまた夢、『まさにSFネタ』でした。 ところがそのSFネタはインターネットによってあっさり実現、しかも、Windowsに代表 される専門知識不要の初心者向けOSの登場によって誰でも参入可能です(そのおかげで、 私は若干バカになりましたが ^_^;)。現在では、スイッチを入れた瞬間からWWWの住人、 居住地も国籍も、年齢も性別も、実生活でのハンディも関係のない、自由で平等な共有空 間が待っています。しかし現実には様々な障 壁に阻まれて、その自由な空間を享受することができない人がいます。そ の障壁はサイト開設者が作ったものであり、その障壁を取り除く事ができるのはサイト開 設者だけです。 私は能力と権限のおよぶ範囲内すべての障壁を取り除きたいと考えていますが、幸い にも私の場合、趣味である旧型機種(ブラウザ)問題とハンディキャップユーザー対策に 共通点が多い、ハデハデのページが好きでない、マルチメディアにも食指が動かない、と 言うアクセシビリティ対策の好条件が揃っていました。 若干の修正はあるにせよ、私はHTML4.01がhistorical(事実上の廃止)になるか、新 しい手法が回避不可能な状況に追い込まれない限り、このスタイルを変えないと思いま す。少なくとも、古い技術で提供可能なコンテン ツに新しい技術を持ち込む事はしません。 冒頭で宣言した様に記述方針やページ体裁は開設の目的、開設者の主義主張で異なる のが当然であると私は考えます。逆に、この自由な空間に開設者の個性を潰すような正解 は存在して欲しくありませんし、世界中のページが同一体裁になって、見分けが付かなく なったら嫌です。たまたま、『時代おくれ』には極限まで対応すると言う実験的目標があ っただけで、それも実際には、IE1〜2は切り捨て、DOSは無視と言う条件付の都合のよい 極限です(それは極限ぢゃないって(^^ゞ)。 サイト開設の目的によって、より多くが閲覧で きるように作成するか、閲覧に制限があっても新しい技術を駆使したページにするか、そ れは個々の開設者が判断する事です。たとえ開設者の選択がAll Flashサイ トであっても、その判断は尊重されなければなりません(そうでない事を願う)。 もしもAll Flashサイト以外を選択したのであれば、その記述方針や目的とアクセシビ リティ対策は排他的関係ではありません。ほとんどの身体的ハンディ対策は可能です。 『古い環境対策』にも記述方針や目的と矛盾しない部分があります。しかし、個人サイト の開設者が情報の開示に関して義務を負っているとは思いませ ん。アクセシビリティ対策の有無も開設者の判 断です。 |
長文にお付き合い頂き、有難う御座いましたm(__)m。 |
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